結婚を機に茨木市へ引っ越して約10年。当初は希望する条件から「消去法で選んだ街」だったと、Togoさんは振り返ります。
今では子どもと近所の公園を巡り、街のにぎわいと静けさのバランスに心地よさを感じているそうです。実際に暮らして見つけた好きな場所や、住まいを探す人に伝えたい気になる点を紹介していただきました。
寄稿:Togo(トーゴ)さん/茨木市での居住歴:約10年
結婚を機に茨木市へ引っ越し、現在は妻と子どもの3人で暮らしています。休日には子どもと市内の公園を巡ることも。長年暮らして感じた街の魅力や気になる点を、ご自身の経験をもとに紹介します。
プロフィール
はじめまして、Togo(トーゴ)と申します。40代男性で妻と子どもの3人で暮らしています。
結婚を機に、東大阪から茨木市に引っ越して約10年。最近は子どもを連れて近所の公園をローテーションで巡る日々を過ごしています。
雰囲気のいい場所や情緒を感じる風景が好きで、結婚前は原付で生駒山を登ったり、真夜中にふらっと伏見稲荷大社に行ったことがあります。
今回は、そんな私が茨木市の魅力や気になる点について語っていきます。
この街を好きになったきっかけ

茨木市を好きになったきっかけは特になく、引っ越しの時は「消去法で決めた」というのが正直なところです。
私はもともと大阪市民でしたが、昔から「北摂は治安が良さそう」「緑が豊かそう」「子育てに向いていそう」というイメージがありました。
引っ越しを検討していた頃、職場は高槻にありました。結婚して「どこに住もうか」という話になった時、
- 高槻だと職場の人に会うかもしれない
- でも通勤時間は短い方がいい
- 適度に栄えている街がいい
これらに合致する条件を探した結果、茨木市に決まりました。
茨木市に住んで良かったことは「喧騒と閑静のバランスがいい」ことと「助成金や支援制度が充実している」ことです。
住んでいて良かったこと

喧騒と閑静のバランスがいい
茨木市は都会というほどではないですが、静まり返った街でもない。ほどよくバランスのとれた街だと思います。
- にぎわっている場所は駅前やイオンモールなど局所的
- 新快速の電車は通過するが快速電車は停まる
- 茨木ICが近くアクセス良好
- 夏には中央公園や立命館大学でフェスをやっている
- 冥應寺(通称:弁天さん)で毎年、大規模な花火大会をやっている
イベントで周辺の道路が混雑することはありますが、普段は静か。日常の買い物は駅前やイオンモールで事足りるので、日常生活で不便さを感じません。
退屈すぎず、刺激的すぎない。このバランスの良さは子育てにおいていい環境だと思います。
助成金や支援制度が充実している
茨木市は子育て支援に力を入れている自治体だと思います。
その最たる例が、文化・子育て公共複合施設「おにクル」。ここでは子どもの遊び場や、子ども向けの図書館、子ども用トイレや授乳室などが備わっていて、2階にはこども支援センターがあります。
子どもの発達検査をする心理士さんもこの支援センターの所属で、わざわざ息子が通う幼稚園に来ていただいたことがあります。
また、子どもの誕生日が近づくと、茨木市から「まちなかの森 もっくる(有料 300円)」の無料クーポンが郵送されます。
他にも、物価高騰で影響を受けた市民を支援するために、プレミアム商品券(実質2,500円分)を発行したり、自転車用ヘルメットの助成金(上限3,000円)があったり、小学校入学時の支援金(68,690円)があったりと、さまざまな支援制度があります。(※令和8年現在)
所得制限や人数制限などはありますが、役所の情報をチェックしておくと、お得な情報を入手できます。
私のおすすめスポット
私のおすすめスポットは次の3か所です。
- おにクル6階 ぶっくぱーく(図書館)の自習スペース
- 万博記念公園
- 岩倉公園
おにクル6階 ぶっくぱーく(図書館)の自習スペース

ここは平日の昼間、外でPC作業をするときに利用しています。
おにクルの5階と6階には図書館のような自習スペースがあるのですが、無料で利用でき出入り自由。休日なら午前中でほぼ全ての席が埋まります。

全席コンセントが備え付けられているためPC作業が可能。窓際の席が多いため眺めがとても良く、場所によってはスタンドライトもあります。
特に6階の端は人の往来が無く、前を見れば階下の吹き抜け、横や後ろを見れば屋外の景色を一望でき、気分が上がる場所です。(そのため競争率も高く、朝一で並んで席を取れるかというレベル)
飲食は蓋のついた飲み物のみOKですが、すぐそばに屋外テラスがあり、そこで自由に飲食できます。
外出先でPC作業をする場合、非常にコスパのいい場所です。
万博記念公園

月に2回ほど、早朝に万博記念公園まで散歩しています。
万博は吹田市なので「遠いのでは?」と思われるかもしれませんが、JR茨木駅から万博記念公園駅までは約4㎞。徒歩なら片道50分以内、自転車なら片道20分以内で行けます。
万博記念公園の外周は歩道と自転車用の道路が分かれており、道幅はゆったり目。そのため、朝の6〜9時頃はジョギングしている人を多く見かけます。
東側の歩道橋に立つと空が地平線のように見え、いい構図で日の出を拝めます。元旦には初日の出を見ようと、20〜30人ほどの人が歩道橋に集まっていました。
岩倉公園

岩倉公園は子どもを遊びに連れて行く時に行く場所です。
- 管理事務所があって全体的にきれい
- ユニークな遊具が多い
- 地面にクッション材を敷いていて足の負担が和らぐ
- 近所にイオンモールがあり買い物や暇つぶしも可能
いろいろな長所がありますが、特に好きなのは大学と併設されている点。
大学との境界線があいまいで、入ろうと思えば普通にキャンパス内にも入れるところが異質で特別感を抱きます。(大学内はあくまで学生の学びの場であるため、マナーを守って見学や散策をして下さい)
東にはスーパー、南にはレストランやカフェ、西にはキャンパス、と立地的に整っていること。夏のフェスではキャンパス内がイベントブースになり、非常時には駐輪場が非常トイレになるなど、目的に応じて公園の姿が変わる点も感慨深いです。
休日には自転車置き場が満車になり2列目ができます。最前列に駐輪していると抜け出すのが大変。
私の好きな休日の過ごし方
休日は息子をいろいろな場所に連れて行っています。
理由は「今しかできないこと」だから。子どもが成長すると部活や友達との付き合いが増え、一緒に遊びたくても遊べなくなる。そうなる前に、たくさん思い出作りをしています。
上穂東公園
息子と外で遊ぶときは以下の公園をローテーションで巡っています。

0歳〜12歳頃まで楽しめそうな公園で、奥の赤い滑り台が目玉。すぐ隣にはジョーシン(家電量販店)の多目的トイレがあり、オムツ替えに便利です。
「何も買わずにトイレだけ利用するのは申し訳ない」と思いつつ、何度かオムツの交換に立ち寄ったことがあります。
広場ではよく小中学生がサッカーや野球をしており、たまにボールが飛んでこないかが心配になります。
上穂積公園

ターザンロープやローラー滑り台があり2階建ての構造。木造遊具が多く、アスレチック感の強い公園です。敷地が広く、近くにはちょっとした丘もあり、思いっきり走り回れます。
定期的に草刈りされていますが、タイミングが悪いと雑草が生い茂っていることがあります。
平日の夕方には下校途中の中学生がたくさん通り、遊具の一部が占拠されることも。
2階部分は大人が通るには少ししんどいです。
岩倉公園

立命館大学の隣にある公園。ロープ系の遊具が多く、地面はクッション材が敷き詰められており、状態はとてもいいです。
滑り台は全てプラスチック製なのでやけどの危険はないですが、静電気はよくきます。
敷地が広い分、人も多め。ロープやワイヤーが破損すると直るのに数か月〜半年ほどかかります。
休日には自転車置き場が満車になり2列目ができます。最前列に駐輪していると抜け出すのが大変。
西河原公園

自然を利用した公園で、石の滑り台が圧巻。スリル満点ですが危険度も高く、体重70㎏くらいの大人なら砂場まで滑っていきます。距離が長い公園で道中、川や市民プール・テニスコートもあります。
公園の距離が長いので、スピードを出して通行する自転車がたまにいます。また、頭上まで木々が覆っていて直射日光を防げる反面、蚊が多いのが難点です。
息子を抱いて20回ほど滑るとお尻が筋肉痛になりました。
耳原公園

中央には大きな池と孤島があり、野鳥観察が可能。近くの山には大正天皇が立ち寄られた 記念碑が立てられています。
ただ野良猫が多く、野鳥の声はけたたましく感じることも。よくも悪くも野生味のある公園だと思います。
遊具は斜面にあるため、転倒に注意です。
桑田公園

高さ約5m、長さ10m程度の長い滑り台や、塀の中を貫通したトンネル滑り台など、高低差を利用した遊具が特徴。道路を挟んだ向かい側にはドライビングスクールがあります。
広場側では塀でボールの壁打ちをしている人がいて、降りづらいことがあります。
息子は長い滑り台は怖いようで、全く滑りたがりません。
息子と遊ぶ(天気が悪いとき)ときに雨の日や猛暑日に外出するときは、次のような場所に息子を連れて行くこともあります。
イオンモール茨木4階 もくいく広場(3~6歳)

簡単な滑り台と絵本コーナーがあります。遊具は全て角が無くツルツル、滑り台もゆるやかな安全設計。近くには保護者が腰を下ろせるベンチがあります。
隣の「えほんのもり」は管理者がいないためか、ボロボロになった絵本や破れた絵本が散見されます。
息子は近くのゲームセンターの音にちょくちょく反応しています。
イオンモール茨木2階 子供の遊び場(0~2歳)

カラフルでクッション性のある床やオブジェが特徴。昔はここで息子を遊ばせていました。
距離が近いので、子ども同士で衝突しないかが心配です。
昔はもっと単純な構造(四角のブロックばかり)でしたが、今ではかなりユニークな形のブロックになっています。この時に行きたかった…。
おにクル2階:子育てフリースペース わっくる

壁に映し出されたプロジェクターの映像に触れると、いろいろな反応をします。
木琴でできた玉コロガシや、小さい子向けのスペースもありますが、少し手狭。
0〜3歳くらいの子が多めで、年中さん以上の子どもが入ると少し浮きます。年々小さいお子さんに配慮した構造になっている印象です。
おにクル1階:まちなかの森 もっくる

予約制、かつ2時間半の入れ替え制。子ども一人当たり300円、保護者は100円必要。
各所に保育士がついており、多少目を離しても大丈夫です。
エリアは小さい子用と大きい子用とで分かれており、たまにイベントもやっています。オープン当初は、責任者の方が利用者一人ひとりに声を掛けていました。
有料なだけあって、サービスは手厚い印象。イオンモール茨木の有料施設(30分)よりもコスパはいいと思います。
住んでいて気になること
茨木市に住んでいて気になる点は、次の3点です。
- 駅前の渋滞
- 一部で気になる歩きたばこや餌やり
- 洪水リスク
駅前の渋滞

歩行者としては気になりませんが、自分が運転する立場になると「駅前の道路は通りたくない」と思ってしまいます。特に休日や大型連休の初日・雨天時などは、街中でも普通に渋滞が起こります。
市内の移動なら自転車でも十分ですが、茨木市は車を持っている人が多い印象。勤務先は遠方の方が多いからだと思います。私は車を持っていませんが(原付のみですが)、車がなくても生活には困りません。
一部で気になる歩きたばこや餌やり
地域によっては歩きたばこや野良猫の餌やりなど見かけることがあり、「餌やり禁止」の看板を立てているお家もあります。
私の家の近所でも、早朝や深夜の時間帯に猫に餌をあげている人を見かけたことがあります。これは昔ながらの価値観を持っている人に多い気がします。
洪水リスク

茨木市は近くに安威川が流れていることから、洪水のリスクがあります。海抜は東側の方が低く、もし堤防が決壊すると茨木市駅(阪急)の東側は広い地域で0.5〜3m程度の浸水リスク(写真の青色部分)があると予想されています。
逆に、JR茨木駅より西側は洪水のリスクは低いです。
引っ越しの際は、こうした災害リスクも考慮しておくと安心です。
茨木市へ引越を考えている人へ

茨木市は比較的バランスのいい街だなと思います。
最近は新築戸建てやマンション建設が進み、若い世代やファミリー世帯の流入が増えている印象があります。
私の家の周りでも、ここ数年で10棟程の家が取り壊されており、解体現場をたくさん見た息子が「大工さんになりたい!」と言うようになりました。
- 「安定した生活が前提」
- 「刺激はほどほどでいい」
こんな方は茨木市を検討してみてもいいと思います。
その他地域に住んだ人の声も参考に
実際に暮らした人の体験からは、街の魅力や日々の暮らしが見えてきます。
茨木市での住まい選びに、次の体験談も参考にしてみてください。
茨木市のことをもっと知りたい方へ
Togoさんが感じた暮らしやすさに加えて、茨木市全体の交通アクセスや子育て環境、エリアごとの特徴も知りたい方は、茨木市の住みやすさをまとめた記事もご覧ください。住まいを探す際の比較に役立ちます。


